企業ロゴに込める意味とは?制作を依頼する前に知っておきたいこと
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2024.12
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会社を創設するときに必ず悩みますよね。
新しい会社やブランドにはロゴが欠かせません。ロゴはシンプルで目に馴染みやすいデザインが多いですが、実際に作るのは簡単ではありません。
自社でロゴを発注する際には、基本的なことを押さえておくことが重要です。今さら聞けないロゴの基本についてご紹介します。
企業ロゴとは
ロゴとは、企業やブランド、商品などを象徴する視覚的な記号やマークのことです。
文字、図形、シンボルマークなどを組み合わせて、企業のアイデンティティを表現します。
企業ロゴに込める意味
企業ロゴに込める意味は、単に視覚的な表現にとどまらず、企業の核となる価値観やビジョンを象徴するものです。
以下に、それぞれの要素をさらに深掘りし、具体的な例や注意点と合わせて解説します。
1. 企業理念
企業理念は、企業が何のために存在し、何を大切にするのかという根本的な考え方です。
ロゴに企業理念を反映させることで、企業の目指す方向性を明確にし、顧客との共感を深めることができます。
2. 事業内容
事業内容は、企業が提供する商品やサービスを端的に表します。
ロゴに事業内容を反映させることで、企業の専門性や特徴をアピールできます。
3. ターゲット層
ターゲット層は、企業が主な顧客として想定している層です。
ロゴにターゲット層の属性やニーズを反映させることで、より効果的にアプローチできます。
4. ブランドイメージ
ブランドイメージは、顧客が企業に対して抱く印象です。
ロゴにブランドイメージを反映させることで、企業の差別化を図ることができます。
5. 歴史や由来
歴史や由来は、企業のルーツであり、ブランドストーリーを語る上で重要な要素です。
ロゴに歴史や由来を反映させることで、企業の伝統や強みを表現できます。
ロゴ制作を依頼する前に知っておきたいこと
ロゴ制作を依頼する前に、明確にしておくべきことは、単に情報を伝えるだけでなく、
デザイナーとの共創を円滑に進める上で非常に重要です。
1. 企業理念やビジョンを具体的に深掘りする
具体的な言葉で表現: 抽象的な言葉ではなく、具体的な行動や目標を盛り込むことで、デザイナーにイメージを鮮明に伝えることができます。
例:顧客に感動を与える製品を提供し、社会に貢献したい
企業のストーリーを語る: 企業の設立背景やこれまでの歴史、今後の展望などを語ることで、デザイナーはより深く企業を理解し、それに合ったデザインを提案できます。
コアバリューを明確にする: 企業が最も大切にしている価値観を具体的に示すことで、ロゴに込めるべき要素を絞り込むことができます。
2. ターゲット層を細分化し、ペルソナを設定する
ペルソナを作成: 具体的な人物像を設定することで、ターゲット層のニーズや興味関心を深く理解できます。
例:20代の女性、ITに興味があり、デザイン性の高い製品を好む
ペルソナの行動や思考を想像: ペルソナがどのような生活を送り、どんなことに価値を感じるのかを具体的に想像することで、より効果的なデザインに繋がります。
3. ブランドイメージを多角的に捉える
キーワードを複数挙げる: 信頼感、革新性、親近感など、複数のキーワードを組み合わせることで、より立体的なブランドイメージを構築できます。
競合との差別化: 競合他社のブランドイメージを分析し、自社との違いを明確にすることで、独自のポジションを確立できます。
長期的な視点で考える: 現在のブランドイメージだけでなく、将来のブランドイメージも考慮し、時代を超えて愛されるデザインを目指しましょう。
4. デザインの好みを具体的に伝える
参考資料の提示: 気に入っているロゴやデザインを具体的に提示することで、デザイナーにイメージを伝えやすくなります。
色の好み: 好みの色や色合いを伝えることで、デザインの幅を狭めることができます。
フォントの好み: 好みのフォントの種類や太さ、雰囲気などを伝えることで、より洗練されたデザインに繋がります。
5. 使用用途を詳細に説明する
使用媒体: 名刺、ホームページ、商品パッケージなど、ロゴを使用する媒体を全て列挙します。
サイズ: 各媒体におけるロゴのサイズや比率を指定します。
バリエーション: カラーバリエーションや、ロゴの簡略化バージョンなど、必要なバリエーションを明確にします。
6. 予算を明確にする
制作費: デザイン費、修正費、データ納品費などを含めた総費用を把握します。
追加費用: 印刷費やグッズ制作費など、ロゴ制作後に発生する費用も考慮します。
費用対効果: 予算内で最大限の効果が得られるよう、デザイナーと相談しましょう。
その他、デザイナーに伝えておくと良いこと
社内の意見: 関係者の意見をまとめておくことで、デザイナーとの円滑なコミュニケーションが図れます。
スケジュール: ロゴ完成までのスケジュールを明確にすることで、プロジェクトの進捗を把握できます。
- POINT:
ロゴ制作は、デザイナーとの共同作業です。
上記の情報に加え、積極的にコミュニケーションを取り、お互いの意見を交換することで、より良いロゴデザインを実現することができます。
ロゴデザインを考えるときの進め方
ロゴデザインは、企業の顔となる重要な要素です。
上記に挙げられた進め方をさらに具体的に解説し、より効果的なロゴデザインへと繋がるヒントをご紹介します。
1. リサーチを深める
競合だけでなく、業界全体を横断したリサーチ: 自社の業界だけでなく、関連性の高い他の業界のロゴも参考にすると、新たな視点を得られます。
ターゲット層の嗜好調査: ターゲット層が好むデザインや色、流行などを調査することで、より共感を得られるデザインに繋がります。
歴史的なロゴデザインの研究: 古くからある有名なロゴデザインを分析することで、普遍的な美しさやデザインの法則性などを学ぶことができます。
2. ブレインストーミングを効果的に行う
多様な意見を取り入れる: 異なる職種の人や、外部のデザイナーなど、多様な視点を持つ人々と意見交換を行うことで、斬新なアイデアが生まれる可能性が高まります。
キーワードを軸に発想を広げる: 企業理念、ブランドイメージ、ターゲット層など、関連するキーワードを軸に、自由にアイデアを出し合います。
イメージボードを作成: 参考となる画像や文字をコラージュして、視覚的にイメージを共有します。
※ブレインストーミングとは…複数人で自由にアイデアを出し合い、新たな発想や解決策を生み出す集団発想法のこと
3. コンセプトを具体的に定義する
キーワードを3~5つに絞り込む: コンセプトを簡潔に表現するために、キーワードを絞り込みます。
ストーリーテリング: ロゴに込めるストーリーを具体的に描き出すことで、より深みのあるデザインになります。
競合との差別化: 競合との違いを明確にし、自社の強みを際立たせるようなコンセプトを定めます。
4. ラフスケッチのバリエーションを増やす
様々なスタイルを試す: 手書き、幾何学模様、抽象画など、様々なスタイルを試すことで、意外な発見があるかもしれません。
スケール感を意識する: 名刺、ホームページ、看板など、様々なサイズでの見え方を考慮してスケッチします。
色の組み合わせ: 色の組み合わせによって、全く異なる印象を与えるため、様々な組み合わせを試してみましょう。
※ラフスケッチとは…イラストや漫画、デザイン制作において、最初のアイデアスケッチや下描き前のスケッチのこと
5. デザインの完成度を高める
フィードバックを積極的に取り入れる: 社内外の関係者からフィードバックを得て、デザインをブラッシュアップします。
専門家の意見を聞く: 必要に応じて、デザイナーやグラフィックデザイナーの意見を聞きましょう。
バリアフリーデザイン: 色覚異常の方でも分かりやすいデザインにするなど、誰もが利用しやすいデザインを心がけます。
6. 修正を重ね、最適なデザインに
目的意識を持って修正: 単に修正するのではなく、なぜ修正するのか、どのような効果が期待できるのかを明確にします。
デザインのバランス: シンプルさとオリジナリティのバランスを調整します。
時代の変化に対応: 時代に合わせてロゴデザインを修正することも検討しましょう。
ロゴデザインの成功の鍵
成功するロゴデザインには、いくつかの共通点があります。
企業理念との整合性: 企業理念を具現化するデザインであること
ターゲット層への訴求力: ターゲット層の心に響くデザインであること
記憶に残るデザイン: 一目で覚えられるようなシンプルかつ印象的なデザインであること
汎用性: 様々な媒体に適応できるデザインであること
時代を超越したデザイン: 長く愛される普遍的なデザインであること
ロゴ以外にも
アートバイブスでは、企業ロゴ以外にもホームページ内のキャッチフレーズや構成など様々な提案を行っております。
ホームページ制作でお悩みの方は是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。
まとめ
大事なことだからこそ
企業ロゴは、企業の顔であり、ブランドアイデンティティを築く上で非常に重要な要素です。
ロゴ制作を依頼する際には、企業理念やビジョン、ターゲット層などを明確にし、デザイナーと密に連携することで、
企業に最適なロゴデザインを実現することができます。
お気軽にご相談ください。