まずはここから!サイト解析で見るべきポイント
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2025.06
更新:
解析レポートはWEBサイトの成績表!
あなたが管理しているWEBサイトをどのくらいの人が見に来てくれているか気になりませんか?
それを知るための「ものさし」が「指標」と呼ばれるものです。
例えば、お店で言えば「今日は何人のお客さんが来ていたか?」
「どの商品がよく売れているか?」と同じですね。
この記事では、GA4(Google Analytics 4)でよく使う基本的な指標と活用について、
まずこれだけは押さえておきたい!というものをまとめました。
WEBサイトを読み解くための基本の「き」
Googleアナリティクスには本当に数多くの指標がありますが、
まずは特に見るべきポイントを4つに絞って紹介します。
セッション:WEBサイトへの訪問回数
あなたのサイトに「どれくらい人が来たか」の数。
例えるなら? お店への「入店回数」
ポイント: 1人の人が何度も来れば、セッション数も増えます。
ページビュー:見られたページの数
サイトの「どのページがどれくらい見られたか」の数。
例えるなら? 本屋さんで「手に取って開いた本の数」
ポイント: 1回の訪問で複数ページを見れば、ページビューは増えます。
エンゲージメント:興味を持ってくれた証拠
訪問者が「どれくらい関心を持ってくれたか」を示す指標。
何があったらエンゲージメント?
・10秒以上サイトに滞在
・2ページ以上閲覧
・目標達成(コンバージョン)
ポイント: 単に見ただけでなく、行動してくれた証拠です。
コンバージョン:目標達成の数
あなたのサイトで「達成したい目標がどれくらい達成されたか」の数。
例えるなら? お店で「商品が売れた数」
目標の例: 商品購入、問い合わせ、資料請求、会員登録
ポイント: サイトの成果に直結する最も重要な指標です。
データの切り口「ディメンション」を組み合わせてみよう
WEBサイトを訪れた人が「どんな人か」「どこから来たか」「何を見たか」など、気になる情報はたくさんありますよね。
アクセス解析ツールは、そんな様々な情報を集めてくれます。
このデータを分析するときに使う、「分類の箱」や「情報の種類」のことをディメンションと呼びます。
例えば、こんなイメージです。
- 「どこからサイトに来たか(流入経路)」 というディメンションで見ると、「Google検索から来た人」「SNSから来た人」というように、サイトにたどり着いた方法別に分けられます。
- 「どんなデバイスからか」 というディメンションで見ると、「スマホで見てくれた人」「パソコンで見てくれた人」というように、使っている機器別に分けられます
ディメンションに指標を組み合わせると、より効果的!
そして、このディメンションと、上で説明した「指標(ものさし)」 を組み合わせることで、もっと具体的な状況が見えてきます。
例えば、
- 「Google検索」から来てくれた人が「何人(セッション数)」いたのか?
- 「スマホ」を使って「何人(セッション数)」がサイトを見てくれたのか?
といったデータがわかります。
あなたのWEBサイトが「今、どんな状況なのか?」が、よりハッキリと見えてくるはずです。
日々の更新の効果をチェック!改善ポイントの見つけ方
WEBサイトの運営では、記事を更新したり、新しいバナーを作ったりと、日々の作業が多いです。
でも、表面的には「これらの作業が、どれくらい効果があったんだろう?」 と効果を実感することは難しいかもしれません。
そんな時に役立つのが、これまで見てきた「指標」と「ディメンション」です!
効果をデータから計測する
- 新しい記事を公開した後、「このページの訪問者数(セッション数)」は増えたか?
- キャンペーンバナーを設置した後、「購入完了(コンバージョン数)」は増えたか?
- SNSで告知した日、そのSNSからの訪問者数(流入経路ディメンションとセッション数指標)はいつもより多かったか?
というように、あなたが「何か行動を起こした時」と「指標やディメンションの変化」をセットで見ることで、
その行動にどれくらいの効果があったのかが分かります。
効果が出るまでの期間は?
「更新したらすぐに効果が出るの?」 と思うかもしれませんが、実はそうとは限りません。
WEBサイトの更新による効果は、すぐに現れるものもあれば、少し時間が経ってから出てくるものもあります。
例えば、
- SNSでの告知や広告: 比較的すぐにアクセス数の増加といった効果が見えやすいです。
- 新しい記事の公開やサイト改善: 検索エンジンの評価が高まるまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。公開直後から緩やかに効果が出始め、徐々に大きくなることが多いです。
そのため、効果をチェックする際は、焦らずある程度の期間(例えば1週間、1ヶ月など)で定点的に観察するのがおすすめです。
競合と比べてみよう!
また、あなたのサイトだけでなく、競合サイトのデータも参考にすると、さらに改善のヒントが見つかります。
もちろん、競合サイトの詳しいデータを見ることはできませんが、公開されている情報(例えば、SNSのフォロワー数や外部ツールから見るWEBサイトのセッション数など)と、
あなたのサイトの指標を比較することで、現状の立ち位置や、どこを強化すべきかが見えてくることもあります。
例えば、
- 競合サイトのSNSフォロワー数が圧倒的に多いなら、SNSからの流入は伸びしろかもしれません。
- セッション数を比較することで自社サイトと競合サイトの相対的な大きさや規模感がわかります。
これらのデータをチェックし、「もっとこうすれば良くなるんじゃないか?」 という改善ポイントを見つけて、次のアクションに繋げていきましょう。
まとめ
データを知れば改善の道筋を作ることができる!
これまでGA4の基本的な「指標」と「ディメンション」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
これらのデータを見ながら「どこを改善すれば、もっと良くなるんだろう?」と考えていくことが、
サイトを成長させる一番の近道になります。
アートバイブスではデータの集計や、目的に沿ったレポートの作成も可能です。
自分の管理しているサイトが今どういう状況か知りたい、と思った方は
ぜひお気軽にご相談ください。
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