実際にアートバイブスのサービスをご利用いただいたお客様の生の声や体験談をご紹介します。

かたちにする
INTERVIEW#03
事務 安孫子 様
2024年8月、北海道大学病院に開設された、厚生労働省のモデル事業「脳卒中・心臓病等総合支援センター」。広大な北海道では、専門医の偏在や地理的条件から、支援や情報へのたどり着きやすさに差が出てしまう——その課題に向き合うセンターの専用サイトを、今回新規制作しました。患者さんとご家族、地域、医療・行政をつなぐ「架け橋(ハブ)」としての役割を、誰にでも分かりやすく伝えること。それが出発点でした。
依頼の背景から、デザインやロゴ選び、医療情報ならではの言葉へのこだわり、公開後の反応まで、制作の裏側を率直に伺いました。
INTERVIEWER:ディレクター 小黒
医療格差という課題に向き合う中で
「誰でもたどり着ける窓口」が必要だった
小黒
まず、今回サイトを作ろうと思った背景から教えてください。
安孫子 様
当センターは2024年8月に、厚生労働省のモデル事業として北海道大学病院に設置されました。
北海道はとても広く、地域による医療格差が大きな課題です。どこに住んでいても、困ったときに専門的な支援や情報にたどり着ける。その「入り口」が必要だと感じていました。
小黒
既存の院内ページとは別に、独自サイトが必要だったと。
安孫子 様
はい。大学病院のサイトの中に情報はありましたが、探しにくい。実際、全国の同様センターのサイトを調べたときも、見つけるのが大変でした。
だからこそ、見つけやすく、分かりやすい専用サイトが必要だと思いました。
ターゲットは患者さんだけではなかった
小黒
制作前に感じていた課題は何でしたか?
安孫子 様
認知向上と、地域連携の可視化です。患者さんやご家族だけでなく、医療関係者、行政関係者もアクセスするサイトになります。専門的で難しくなりがちな医療情報を、誰にとっても分かりやすくする必要がありました。
特に高齢者への配慮は強く意識していました。
小黒
打ち合わせを重ねる中で、見せる相手がどんどん広がっていきましたよね。
安孫子 様
そうなんです。最初は漠然としていましたが、やり取りをする中で「ここも大事」「あそこも必要」と、どんどん具体化していきました。

アートバイブスに依頼を決めた3つの理由
小黒
制作会社として、最終的に弊社を選んでいただいた理由は何でしたか?
安孫子 様
3つあります。1つ目は医療機関や関連団体の制作実績。
2つ目は限られた予算内でロゴ制作も含め柔軟に対応いただけたこと。3つ目はデザインです。
医療機関としての信頼感と、相談しやすさの両立を期待できると感じました。
小黒
「プロに任せたい」とおっしゃってましたよね。
安孫子 様
はい。視線の流れや見せ方は、やはり専門の方にお願いする意味があると感じました。
ワイヤーでは想像できなかった完成形
小黒
最初にワイヤーを見たときの印象はいかがでしたか?
安孫子 様
正直、少し無機質に感じました(笑)。
でもデザインが上がってきたとき、グリーンとイエローの配色がとても印象的で、明るさや優しさが表現されていると感じました。
小黒
ロゴも印象的でしたね。
安孫子 様
3案で意見が分かれましたが、最終的にセンター長が選んだC案が、今では一番しっくりきています。
説明もしやすく、役割を象徴するデザインになりました。
やり取りの中で感じた「進行管理」の心強さ
小黒
制作期間中のやり取りで印象に残っていることはありますか?
安孫子 様
とても丁寧でした。
私たちは本業があり、なかなか進まないことも多かったのですが、こまめな連絡や電話でのフォローが本当に助かりました。進行管理の部分は心強かったです。
小黒
メールだけでなく、電話で調整することも多かったですね。
ニュアンスはやはり会話じゃないと伝わらないと感じました。

一番こだわったのは「安心して相談できる入口」
小黒
サイトで特にこだわったポイントは何でしたか?
安孫子 様
気軽に相談してみようと思える、安心感のある入口にすることです。
高齢者配慮の文字サイズ変更、イラストの活用、動線の分かりやすさ。
誰にとっても使いやすいことを大切にしました。
小黒
閲覧者が「自分がどこにいるか分かる動線」は、かなり意識しました。
安孫子 様
そこは本当に感じました。後からメニュー周りを調整いただいたことも、完成度を高めていたと思います。
医療情報だからこそ、言葉の正しさに徹底的に向き合った
小黒
テキストの修正はかなり細かかったですよね。
安孫子 様
医療関係者にとっては「当然」の感覚ですが、言葉の定義や表現には非常に気を遣いました。
そこを一緒に詰めていただけたのはありがたかったです。
小黒
絶対に間違えられない領域だと感じていました。

公開後、すぐに届いたポジティブな反応
小黒
公開後の反応はいかがでしたか?
安孫子 様
院内の事務の方から「とても見やすくて素敵なサイトですね」と連絡をいただきました。
また、関係機関との相互リンクの話でも「とても良いサイトですね」と言っていただき、嬉しかったです。
今後は「育てていくサイト」にしていきたい
小黒
これからどのようにサイトを活用していきたいですか?
安孫子 様
相談案内や公開講座、医療講演会などの情報を随時更新し、常に最新情報を届けられるプラットフォームにしたいです。日常生活に役立つコンテンツも増やしていきたいと考えています。
同じ立場の担当者の方へメッセージ
小黒
最後に、同じようにサイト制作を検討している医療・公的機関の担当者の方へメッセージをお願いします。
安孫子 様
医療情報の発信は責任が伴います。だからこそ、制作過程で関係者全員の意見を反映することが大切です。
アートバイブスさんはその背景まで汲み取り、誰にどう届けるかを一緒に考えてくれました。
制約がある中でも、ベストな着地点を提案してくれると思います。

あとがき
今回のお話から感じたのは、サイトは「デザインするもの」ではなく、「役割を形にするもの」だということでした。
医療格差という大きな課題に向き合うセンターにとって、このサイトは情報発信の場であり、相談の入口であり、地域をつなぐハブでもあります。制作のやり取りそのものが、その役割を整理していく時間になっていました。
安孫子様、貴重なお話をありがとうございました。

北海道脳卒中・心臓病等総合支援センターp>
本プロジェクトで制作したのは、北海道大学病院 脳卒中・心臓病等総合支援センター様の公式サイトです。
同センターの役割を、患者さん・ご家族・医療関係者・行政関係者すべてに分かりやすく伝える構成になっています。
WORKS制作させていただいたもの

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