現役WEBデザイナーが参考にしているWEBデザインギャラリー
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2025.04
更新:
デザインギャラリーサイトは学びの宝庫。
Webデザインの仕事をしていると、「もっといいレイアウトないかな?」「あの業界らしい雰囲気ってどんな感じ?」と迷うこと、ありますよね。
実際、現役のWebデザイナーたちも、ゼロからデザインを組み立てているわけではありません。
優れたデザイン事例を集めた“デザインギャラリーサイト”を参考にしながら、構成や配色、トレンドの表現を学び、応用しているのです。
今回は、現場で本当に役立っている、WEBデザインギャラリーを厳選してご紹介します!
なぜデザインギャラリーが重要?
ザインギャラリーは、ただ「オシャレなサイトを見る場所」ではありません。
それは、現場で戦うデザイナーにとっての“戦術書”であり、アイデアの宝庫”です。
1. 最新トレンドのキャッチアップができる
Webの世界はとにかく移り変わりが早い。
1年前の“かっこいいデザイン”が、今ではもう古く見えてしまうことも少なくありません。
デザインギャラリーでは、今まさに公開された最新のWebサイトが日々更新されています。
配色の流行やフォントの使い方、余白の取り方、ボタンの形状まで、最新トレンドを自然と取り入れる習慣がつきます。
結果として、クライアントから「なんか今っぽいね」「センスいいですね」と言ってもらえることも多くなります。
2. 業種別のデザイン表現を比較できる
たとえば「医療系のクライアント」と「アパレルブランド」では、求められる雰囲気やユーザー心理はまったく異なりますよね。
ギャラリーサイトを使えば、業種ごとの“王道の表現スタイル”を簡単に調査できます。
それにより、「この業界らしい安心感」「あの業界らしいエッジ感」を、確信をもってデザインに落とし込めるようになります。
つまり、“業界の期待値”を裏切らない、けれどオリジナリティも出せる、バランスの取れた提案がしやすくなるのです。
3. パーツ単位の実装アイデアが手に入る
「このフォーム、見やすくて入力しやすいな」
「この料金表、すごくわかりやすい」
「CTAの置き方が絶妙!」
──こうした「細かい部分の工夫」こそが、サイト全体の印象や成果を左右します。
でも、ゼロからその答えを考えるのは非効率。
ギャラリーサイトを使えば、すでに洗練された“パーツごとのベストプラクティス”を知ることができます。
「よく使われているパターン=ユーザーが慣れている形」なので、参考にするだけでもUX改善に直結します。
「いいものを見る」は、最高のインプット
どんなにスキルを積んでも、“独りよがり”なデザインは見抜かれてしまいます。
だからこそ、「今どきの良いもの」をたくさん見ること。
そして、なぜ良いのか?を観察しながら見ることが、あなたの感覚と引き出しを育ててくれるのです。
ギャラリーサイトは、その第一歩。
あなたの仕事をもっと“的確に、センスよく”進めるための、最高のパートナーになってくれるはずです。
現役デザイナーが使っている日本のデザインギャラリー
様々なギャラリーサイトの中でも特におすすめの厳選サイトを紹介。
更新頻度も高く、デザインの最前線を知ることができます。
ギャラリーサイト一覧
サイト名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
MUUUUU.ORG | ミニマル・洗練・今っぽい。ジャンル・カラー・テイストで探せる、国内最高クラスのギャラリー。構成やレイアウトも抜群に参考になります。 | https://muuuuu.org/ |
I/O 3000 | 国内外の優れたWebデザインを独自視点で紹介。UI/UX重視で、読み物としても楽しめる解説付きのギャラリー。 | https://io3000.com/ |
WebDesignClip | 業種・カラー・デバイス対応別に分けて検索できるので、実務でも大活躍。LP専用のサブサイトもあり、構成や導線の勉強に最適。 | https://www.webdesignclip.com/ |
Responsive Web Design JP | 日本の秀逸なレスポンシブWebデザインを集めた専門ギャラリー。スマホ対応デザインの確認・参考に便利。 | http://responsive-jp.com/ |
S5-Style | コーポレートサイトや採用ページをよく見る人におすすめ。ユーザー数も多く、古くからある信頼できるリンク集。 | https://bm.s5-style.com/ |
SANKOU! | 料金表、FAQ、レビュー、構成セクションの見せ方まで網羅。ジャンル別にも探せるため、資料作成や比較検討にも便利です。 | https://sankoudesign.com/ |
WEBパーツ特化・構成セクション参考サイト
WEBサイトの機能やパーツに特化したギャラリーサイトも存在しています。
仕様に縛られて良いデザインが出来ないときなどに、参考として見てみると、いつもと違う新鮮なデザインが作れることもあります。
ギャラリーサイト一覧
サイト名 | 特化ポイント | 特徴 | URL |
---|---|---|---|
Parts.(パーツドット) | UIパーツ単位 | ヘッダー・CTA・ナビゲーションなど「サイトの一部」をピックアップ。かなり実用的。 | https://partsdesign.net/ |
LPアーカイブ(LP ARCHIVE) | ランディングページ全体&パーツ | LPだけでなく、CTA・料金表・ファーストビューなど構成ごとに閲覧可能。 | https://lp-web.com/ |
Pattern Collect | UIパーツ全般 | カード、ナビゲーション、CTAなど、UI単位で見られる海外サイト。 | https://patterncollect.com/ |
Calltoidea | 各種フォームやセクション | フォーム、プロフィール、記事一覧、404ページなど「セクション単位」まとめ。 | https://www.calltoidea.com/ |
Component.gallery | React系コンポーネント | 各種UIコンポーネントをReactベースで収集。開発視点でも参考に。 | https://component.gallery/ |
まとめ
良いデザインは「見る力」で育つ
どんなに経験を積んでも、「見る」「学ぶ」は欠かせません。
今回紹介したようなギャラリーサイトは、現役デザイナーのアイデア帳みたいなもの。
迷ったときは、まず見る。そして盗む。
その繰り返しが、自分の引き出しをどんどん広げてくれます。
あなたの「次の1枚」が、もっと良くなるきっかけになりますように。
お気軽にご相談ください。