LPってなに?通常ページとどう違うかを初心者向けに解説!
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2025.05
更新:
実は全然作りが違う!
これからホームページを作りたいと考えている方や、LP(ランディングページ)という言葉を初めて聞いた方へ向けて、「LPと通常ページの違い」をわかりやすく解説します。
実際にホームページ制作の現場では、「LPを作ってほしい」という依頼があって話を聞いてみると、実はLPではなく、通常ページを希望していたというケースがよくあります。
この記事では、初心者の方でも理解できるように、LPとは何か、通常ページとは何か、それぞれの役割と違いについて説明していきます。
目次
LP(ランディングページ)とは?
LPとは、特定の目的に特化した、1ページ完結型のページのことです。
たとえば「商品を購入してほしい」「イベントに申し込んでほしい」など、見た人に“何か行動してもらうこと”をゴールとして作られます。
▼ LPの特徴
・ページ内に必要な情報がすべてまとまっている
・スクロールしながら順番に読み進める形になっている
・申込みや問い合わせなど、ゴールがはっきりしている
・メニュー(ナビゲーション)がない、または少ない
▼ LPが向いているケース
・商品・サービスの紹介と申込み
・セミナーやイベントの申込み
・求人応募を集めたいとき
・限定キャンペーンなどの特設ページ
通常ページ(コーポレートサイトなど)とは?
通常ページとは、会社やお店の紹介をメインに、複数のページで情報をまとめているサイトのことです。
たとえば、トップページ、会社案内、サービス紹介、ブログ、お問い合わせなど、必要な情報をそれぞれのページで分けて見ることができます。
▼ 通常ページの特徴
・複数のページで成り立っている
・メニューがあって自由に移動できる
・会社やブランドの情報を幅広く伝える
・長く使い続けることが前提
▼ 通常ページが向いているケース
・会社やお店の紹介
・サービス全体の説明
・採用情報やブログも発信したいとき
LPと通常ページ、どう使い分ける?
どちらを選ぶかは「目的」で決めるとわかりやすくなります。
比較ポイント | LP | 通常ページ |
---|---|---|
目的 | 申込みや購入など、ひとつの行動をしてもらう | 幅広い情報提供や信頼づくり |
ページ構成 | 1ページのみで完結 | 複数ページに分かれている |
情報の出し方 | ストーリーのように順番に見せる | ユーザーが必要な情報を選んで見る |
デザイン | アクションを促す作り | ブランドや信頼感を伝える作り |
よくある勘違い:「それ、ほんとにLP?」
「LPを作りたい」と言われて内容を伺うと、「会社のことを紹介したい」「すべてのサービスを載せたい」など、実際には広範囲の情報を提供したい場合が多いです。
しかし、この場合に最適なのはLPではなく、通常ページです。
LP(ランディングページ)は、目的を絞ったアクションを誘導するために作られる「1ページ完結型」のページです。
そのため、あらゆる情報を詰め込むのではなく、特定の目的(例えば、商品の購入や資料請求、セミナーへの参加申し込みなど)を達成することに特化したページです。
これに対して、会社紹介やサービス全体を伝える場合、通常ページ(コーポレートサイト)が向いています。通常ページでは、複数のページを使って、より広範囲に情報を伝えることができ、訪れた人が自分のペースで情報を探しながら理解を深めていけます。
例えば、会社概要や事業内容、スタッフ紹介、各種サービスの詳細説明などを見てもらいたい場合、LPではその情報量を伝えるのが難しく、むしろページが散漫になりがちです。通常ページではこれらの情報を分かりやすく分類し、訪問者が必要な情報を自由に探せるように設計することができます。
成果を出すためには「目的に合った設計」が大事
ホームページ制作において最も重要なのは、「誰に」「何をしてほしいのか」をしっかりと決めることです。
例えば、「新しい商品を購入してほしい」「イベントへの申し込みをしてほしい」「自社の信頼性を伝えて新規顧客を獲得したい」といった具体的な目的を設定することが、設計の第一歩になります。
この目的が明確でないと、どんなデザインやページ構成が適切か判断することが難しくなります。
LPと通常ページは、その目的に応じた設計が求められます。
LPは、訪れたユーザーに特定の行動を促すために作られるため、デザインやコンテンツが一貫してアクションを誘導するように設計されます。
例えば、資料請求を促す場合、必要な情報だけを短く伝え、目立つボタンやリンクで申し込みをさせるようにします。
一方、通常ページでは、情報を段階的に提供し、ユーザーが自分で知りたい情報を見つけられるように、ナビゲーションが工夫されています。
信頼感を与えるための企業情報や、ユーザーが選ぶ理由となる詳細なサービス説明を長期的に提供するため、構成が柔軟で多ページにわたります。
目的が明確になれば、どちらのアプローチが適切かは自ずと決まります。それにより、訪問者にとって最も伝わりやすく、効果的な設計が可能となります。
まとめ
正解はありません
LPと通常ページは、それぞれに最適な用途があります。決してどちらが「正解」ではなく、重要なのは「目的に合ったページ構成を選ぶ」ことです。
たとえば、「とりあえず1ページにまとめたい」と思っていても、それが本当にLPに合った目的かどうかを確認することが大切です。もし情報提供や会社紹介が主な目的であれば、通常ページの方が適している場合があります。
どちらを選ぶか迷っている方や、LPと通常ページの違いがわからない方は、まずは「自分が伝えたいこと」「相手にしてほしいアクション」を明確にすることが第一歩です。そして、その目的に合った構成でページを作りましょう。
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