キャッチコピーに迷ったら、私がしてる5つのこと
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2025.06
更新:
「キャッチコピーって、どうやって作ればいいの?」
「何を書いてもしっくりこない…」
そんなふうに、キャッチコピー作りで手が止まってしまったこと、ありませんか?
ホームページ制作の仕事に関わっていると、
商品やサービスの良さを伝える「言葉」を考える場面がたくさんあります。
でも、その“たったひと言”を決めるのがとにかく難しい…!
私も何度も悩み、手が止まり、締切が気になってソワソワしたことがあります。
今日はそんなときに、私が実際にやっている「キャッチコピーに迷ったときの行動」を5つご紹介します。
プロのコピーライターじゃなくても大丈夫。
思考の整理やアイデア出しに役立つ、小さな工夫をまとめました。
目次
1.「誰に届けたいか」を、まず“1人”に絞る
最初にするのは、「この言葉は、誰に向けて書くのか?」をハッキリさせること。
しかも、できるだけ具体的に「1人」に絞ります。
たとえば、
・「忙しくて時間がないけど、信頼できる会社を探している40代女性」
・「起業したばかりで、販促に悩んでいる20代男性」
など、実在しそうな人物像をイメージします。場合によっては、「過去の自分」や「実際に相談してくれたお客さん」でもOK。
1人に絞ることで、言葉のトーンや表現が自然と定まりやすくなります。
たくさんの人に届く言葉って、意外と“誰にも刺さらない”こともあるので、
まずは「この人に届けたい」という想定がすごく大事です。
2.語尾や言い回しを変えて10パターン書いてみる
コピーを考えるとき、私はいきなり「1つの正解」を出そうとせず、
とにかく量を出します。
具体的には、言い回しや語尾を少しずつ変えながら10パターンくらい書いてみます。
たとえば、こんな感じ。
・はじめてのホームページ制作、不安をなくす第一歩を。
・「誰に頼めばいいの?」そんな悩みに寄り添います。
・ホームページ、作るだけで終わっていませんか?
・あなたの「伝えたい」を、かたちにします。
・不安ゼロで、はじめてのホームページ制作を。
最初はピンと来なくても、書いていくうちに「これ、ちょっといいかも?」と思える案が出てくることも。
あえて似たものをたくさん書くことで、自分の中の“好み”や“違和感”が見えてきます。
3.気になる言葉はすぐにストック。メモ魔になる
キャッチコピーのネタって、考えようとすると出てこないのに、ふとしたときにひらめいたりします。
だから私は、ちょっとでも「お、これいいな」と思った言葉は、すぐにスマホのメモアプリか、スクショで保存しています。
・駅の広告にあったひと言
・SNSでバズってたフレーズ
・本のタイトル
・カフェで聞こえた会話 など…
ストックが増えていくと、いざ「言葉に詰まった」ときに見返すだけでヒントがもらえたり、
「この言い回し、使えるかも」と参考になることが多いです。
ちょっとしたフレーズでも、「これ、いいな」と思った気持ちを大事にして、ためておく。
これが地味だけどすごく効きます。
4. 広告・本・SNSを観察。「刺さる言葉」の理由を考える
「このコピー、なんか印象に残るな」と思ったら、なぜ印象に残ったのかを考えるクセをつけています。
たとえば、
・音のリズムがいい(五・七・五のようなテンポ)
・あえて言葉をくずして親しみを出している
・具体的な数字や行動が入っていて想像しやすい
など、「なんでこれが心に残ったんだろう?」を考えるだけでも、引き出しが増えます。
日常的に言葉を観察することで、
「あの雰囲気、今度使ってみよう」と自分の中にストックがたまっていきます。
意識して観察するだけで、アイデアの元がどんどん増えていきますよ。
5.一晩寝かせて、翌朝に見直す
キャッチコピーって、がんばって考えたときほど「これだ!」って思ってしまいがち。
でも、時間を置いてから見ると「あれ、ちょっと違うかも?」と冷静になれたりします。
私の場合、なるべく一晩寝かせて、翌朝に見直すようにしています。
朝のほうが頭がスッキリしているからか、不要な言葉が見えたり、もっと伝わる表現に気づけたりするんです。
焦って出したコピーより、ちょっと寝かせて熟したコピーのほうがしっくりくることが多いな、と感じています。
キャッチコピーって、1人で完璧に仕上げなくてOK
ここまでいろいろ書いてきましたが、正直なところ、
キャッチコピーって「これが正解!」ってものがあるわけではありません。
だから、1人で完璧にしようとせず、迷いながらでも言葉を出してみる。
人に見てもらったり、「フィードバックをもらったりしながら育てていく」という感覚でいいと思います。
まとめ
「迷う」時間も、いいコピーにつながってる
キャッチコピーに迷っている時間って、実は無駄じゃないんです。
いろんな角度から考えたり、自分の中にある【伝えたい想い】を
掘り下げたりしているその時間こそが、いいコピーのタネになっていたりします。
「なんでこんなに迷うんだろう…」と不安になることもあるかもしれません。
でも、大丈夫です!
迷ってるということは、それだけ真剣に「伝えたい」って思っている証拠です。
お気軽にご相談ください。