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WEBディレクターなんていらない?自分がなって気づいた必要性

WEBディレクターなんていらない?自分がなって気づいた必要性

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2025.07

ディレクター W.M

更新:2025.07.16

この記事は約4分で読めます

きっかけは「兼業の当たり前」から

「WEBディレクターって重要なのかな?」 そう思っていた時期が、私にもありました。
以前の職場では、WEBディレクターという役割自体がありませんでした。
営業さんが別でいて、ほとんどすべての業務を各人が兼務。

なんとか回っていたし、無理というほどではないと思っていた……はずでした。

でも、アートバイブスにWEBディレクターとして入社して数ヶ月。
気づいてしまったのです。「WEBディレクターがいないって、やっぱり危なかったんだな」と。

今回は、私自身の経験をもとに、WEBディレクターという仕事の重要性をお話しします。

WEBディレクターがいなかった前職

以前の職場では、各人がWEBデザイン・紙のデザイン・クライアント対応・コーディング・企画書の作成などなど……全般業務をこなしていました。いわゆるクライアントに対する「担当制」という形です。

不便ではありましたが、「できないことはない」と感じていました。
また、人数が少ない分WEBディレクターをわざわざ立てるほどではないかも、とも思っていました。

けれど、分野ごとに得意不得意があり、「この業務は私がやるのがベストなのか?」と戸惑う場面も多くありました。

兼業の“落とし穴”に気づいた瞬間

①ミスが多発

客観的な視点を失いやすく、重要なミスに気づかないままクライアントに渡してしまうことも。
ミスの分だけ作業時間も増えるため悪循環に陥っていました。

②スケジュール進行が不在

同時並行で多くの業務を抱える中で、進行管理が後回しになりがちでした。
結果、納期ギリギリに“根性で仕上げる”ことが常態化していました。

③手がとまり作業時間が取れない

一日のうちに何度もツールを切り替えたり、参加した打ち合わせが実務にあまりつながらなかったり。

電話対応やメール連絡にも追われ、気づけば「今日何やったっけ?」と振り返る日々に。

④見積の根拠が曖昧に

見積担当が不在で、コスト感や作業時間とのバランスを見失いがちでした。

結果として、労力に対する対価が合っていないことに後から気づく場面もありました。

“兼業”の限界とトラブル

兼業で進めていた当時は、それが「普通」だと思っていました。けれど、ふり返ってみると……

  • 集中力の分散からミスが増え、結果的にクライアントに迷惑をかけてしまう
  • 無理のある働き方が、心身のバランスを崩す要因に
  • タスクの分散が収益性の低下を招くケースも

「全部自分でやる」は、裏を返せば「全部が中途半端になる」リスクもあるということに気づきました。

入社して気づいた、WEBディレクターの役割

WEBディレクターを専任するようになって最初に感じたのは、デザイナーさんやコーダーさんの“負担を軽減できる”という可能性でした。

作業は多方向になればなるほど、集中力は分散します。

だからこそ、「餅は餅屋」。得意なことは、得意な人に任せる。

クオリティを高めるためには、それが最も効果的だと感じました。

WEBディレクターの主な役割

①情報の整理役

リサーチやヒアリング内容を整理し、関係者へ分かりやすく伝えること。

②優先順位を判断する

タスクの並びや順番を整え、誰が・いつ・何を行うかを明確にすること。

③クライアントとの通訳者

専門用語が飛び交う中で、わかりやすく本質を伝える“翻訳者”のような立場。

+α

 自分自身が過去に兼務していたからこそ、他の職種の人たちの「こうしてくれるとありがたい」が分かる気がします。

なるべくシンプルに、作業に集中できる環境を整えることが今の自分の役割だと思っています。

WEBディレクターがいることで、チームがこう変わる

WEBディレクターの存在は、チームの構造自体に変化をもたらすのかもしれません。

チームにもたらす好影響

  • 情報の受け渡しがスムーズになる
  • タスクの漏れ・重なりが減り、進行に安定感が生まれる
  • メンバーが各自の専門分野に集中できるようになる

まとめ

WEBディレクターがいることで生まれる”良い循環”をもたらす!

デザイナーやコーダーが作業に集中し、それぞれの強みを活かした制作ができる。
その積み重ねが、自然とクオリティを底上げしていきます。
もちろん、少人数の現場ではディレクターを置くのが難しいケースもあるかもしれません。
けれど、みんなが本来の力を発揮できる「専任がいる」という体制は、
チームの健全性や成果に大きな影響を与えるものだと再確認しました。

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