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WEBディレクターになって分かった、ワイヤーフレームの本当の価値

WEBディレクターになって分かった、ワイヤーフレームの本当の価値

09

2025.09

ディレクター W.M

更新:2025.09.09

この記事は約5分で読めます

実際に作らないと気づけなかった重要な役割がありました。

WEB制作の現場で「ワイヤーフレームって本当に必要?」と感じたことはありませんか?
実際にディレクターとして案件を進める中で、最初は「ざっくり形が分かればいいのでは?」と思っていました。

けれど、作って・使って・振り返ると、プロジェクト全体の品質や効率を左右する重要な役割を担っていることに気づきました。

この記事では、ワイヤーフレームの基本から、活用方法、そして実感した本当の価値までを整理していきます。

そもそもワイヤーフレームとは?

情報設計を「見える化」する設計図

ワイヤーフレームは、WEBサイトのページ構成や要素の配置を示した設計図です。

家を建てる前に間取り図を作るように、WEBサイトも制作前に「どこに何を配置するか」「どんな機能を設けるか」を決めておく必要があります。
デザイン前の段階で、どの情報を、どんな順番で、どう見せるかを整理するために作ります。

wireframe

デザインとは違う役割

ビジュアル表現に重きを置くデザインとは異なり、ワイヤーフレームは機能や情報の整理、構造の共有が目的です。

見た目の装飾は最小限にして、レイアウトや情報の優先度を判断するベースとなります。

制作現場でのワイヤーフレーム活用法

関係者全員でイメージを共有する

ワイヤーフレームを使うと、関係者が完成イメージを早く視覚化でき、認識のズレによるやり取りのロスが減ります
これによって、初動から無駄な調整が少なくなり、チームもクライアントも安心して進行できます

ページ全体のバランスをチェックできる

ワイヤーフレームの段階で、文字と画像の割合やページの長さを俯瞰できます。
スクロールが長すぎないか、情報が詰まりすぎていないかを早めに確認できるため、読みやすいページ作りに役立ちます。

コンテンツ準備の道しるべになる

ワイヤーフレームに仮のテキストや画像枠を置くことで、必要なコンテンツが一目でわかります。
「ここに写真が必要」「この段落は長めの説明文が要る」といった情報が整理され、原稿や素材の準備がスムーズに進められます。

作ってわかった!ワイヤーフレームの本当の価値

後から修正するよりも簡単で、さらに手戻りを防げる

ワイヤーフレームを活用すると、制作の初期段階でページ構成や機能を確認・修正できるため、後になって大幅に手を加える必要が減ります。

WEB制作は、ワイヤーフレーム → デザイン → コーディングという順番で進みますが、後の工程で直すほど影響範囲が広くなり、時間もコストもかかってしまいます。

その点、ワイヤーフレームなら設計図の状態なので修正が簡単で、チームにとってもクライアントにとっても負担を大きく減らすことができます。

効率的に進行できる

設計意図が明確になることで、デザイナーもコーダーも迷いなく作業できます。

結果として、納期の遅延や遠回りな追加作業を防ぎ、スムーズに進行できるのです。

 

現場で実感した「助かった瞬間」

実際にディレクターとして案件を進める中で、ワイヤーフレームに助けられた場面は少なくありません。

以下のような積み重ねから、スケジュール通りに進めやすくなるという実感があります。

完成間際に「ここの仕様どうなるんだっけ?」がなくなった

事前に設計で確認しているので、進行中に迷子にならなくなりました!

「ここはこういう目的だから、こういう機能で」という共通認識が作れた

クライアント・デザイナー・コーダーが同じ前提で進められることで認識のズレを防ぐことができました。

ヒアリング内容が正しくチームに伝わる

ディレクターが聞き取った要望を、ワイヤーフレームを通してデザイナーやコーダーへ明確に共有できるようになりました。

クライアントから「先に」要望をもらえる

ワイヤーフレームを提示することで「ここはこうしたい」という修正を早期に引き出せるようになりました。

ワイヤーフレーム制作で気をつけていること

詳細にこだわりすぎない

ワイヤーフレームは「完成形」ではなく「設計図」。

細部にこだわりすぎると時間がかかり、かえって本来の目的を見失います。

デザインを作りやすくする土台として、あえてデザインはしないのがポイント。

逆にテキストは意味のないダミーテキストではなく、デザイナーが作業しやすいように大まかな内容を示すことが大切にしています。

ユーザー目線を忘れない

ワイヤーフレーム作成で特に意識しているのは、ユーザーがどの順番で情報に触れ、どの行動を起こすかです。

具体的には以下のポイントを確認しています。

1.情報の優先度を明確にする

ページに入った瞬間にユーザーが知るべき情報は何か、視線の流れを意識。

2.行動の導線を意識する

問い合わせや購入など、ユーザーに期待する行動への誘導は直感的か。

3.必要な説明や補足を適切に入れる

用語や機能が分かりにくい場合は赤字や注釈で補足。後から見返しても意図が伝わる。

4.ユーザーが迷わない構成にする

情報を詰め込みすぎず、必要な要素だけを整理。「次に何をすればいいか」がすぐ分かる状態に。

コミュニケーションツールとして活用する

ワイヤーフレームはチームやクライアントとの会話をスムーズにするツールでもあります。

機能や目的など、レイアウトだけでは伝わらない部分を赤字などで補足しておくと、後から見返しても意図がわかり、共有漏れや誤解を防げます。

まとめ

遠回りに見えることが案外近道なのかもしれない

ワイヤーフレームは、「早期合意・設計の可視化・手戻りの防止」を実現し、制作を成功に導くための重要な仕組みです。
最初は手間に感じるかもしれませんが、結果的に時間もコストも削減でき、クオリティを高めることにつながります。「まずデザインから」ではなく、しっかり設計段階を整えることが、WEB制作をスムーズに進めるカギです。
プロジェクトを円滑に進めるための大切な土台として、ぜひ活用してみてください。

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