【新人デザイナー向け】入社から半年経って気づいたこと
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2025.04
更新:
はじめに…
webデザイナーに転職しておよそ半年。
元々は医療業界で働いていてそこからwebスクール・職業訓練などを経てコーダーへ…そして今に至ります。
実際に働いてみて、コーダーとはまた違った大変さと複雑さがあることに気づき、毎日悪戦苦闘しています。
今回はそんな私がデザインについて気づいたことや学んだことについてまとめました!
これからwebデザイナーを目指す方や現在私と同じように働きはじめた方の参考になれば幸いです。
デザインに正解はない
私自身、色んなデザインを見てきて流行色を取り入れていたり、レイアウトがお洒落なものが良いデザインと思っていました。
でも、実際に仕事をしてみて必ずしもそれが正解とは限らないことに気づきました。
基本的にデザインの良い悪いを判断するのはクライアントです。まずクライアントのニーズや要望に沿っているかどうか、それからターゲットユーザーの年齢層や会社の雰囲気などによっても正解は変わってきます。
そのため、どのデザインにも不正解はないのです。しかし、正解不正解がないところが一番難しいとも思っています。だからこそ、日々色んなデザインに目を向けて、たくさん引き出しをもっておくことが大切だと感じました。
デザインに意味をもたせる
上記は入社してから言われることが多く…というのも私はそれまでどのデザインもなんとなく見栄えがいい、なんとなくおしゃれ!という視点でしか見ていませんでした。先輩方からレイアウトからコンテンツの幅、文字の大きさ、細かなあしらいに至るまですべてがサイト全体の雰囲気や意味を伝える役割を果たしていることを教わりました。そこで私なりに気を付けていることを紹介します。
参考サイトはあくまで参考!
恥ずかしながら、以前は参考サイトやpinterestで良い!素敵と思ったあしらいやレイアウトをほぼそのまま取り入れていた私…
それまでは先方が提案した参考サイトやレイアウトをそのまま取り入れることが正解だと思い込んでいました。
しかし、先輩方から参考=そのまま、ではなく全体の雰囲気に合わせて取り入れることが大切とアドバイスをいただき、考え方が変わりました。
ベースをきちんと整える
私がよくやりがちなのが、ベースのレイアウトを組んで何だかしっくり来なくてすぐにあしらいを加えてしまうことです。
しかし、その原因は、ベースのレイアウトが十分に整っていないことにありました。
まずは文字とモノクロの状態で何を伝えたいか、情報の優先順位がつけられていることが大切で、ここが抜けているとこの後もずっとモヤモヤしたまま延々に修正することになります。なのでこのベースがきちんと整っているかどうかはその後のデザイン全体の完成度に大きく影響すると実感しました。
チームでやっていることを常に意識する
サイトやバナー1つにしてもwebデザイナーはデザインを作ってハイ終わり、という訳ではありません。
ディレクターやコーダー等他の職種が必ず関わっています。
コーダーに対してはアニメーションやレイアウトが複雑になる場合の事前相談やレスポンシブを意識したデザインデータの作成、ディレクターに対しては先方からの要望を理解した上でそれがデザインに反映されているかどうかの確認、デザインの意図を説明できるようにしておくことも大切です。また、他のデザイナーと協力して作ることもあるのでデザインデータの整理も必要です。
現在進行形で取り組んでいること
ショートカットを覚える
私の場合、デザインを考えることに膨大な時間がかかってしまうのでその他短縮できるところはしていくスタイルで、各ツールのショートカットを積極的に使用しています。自分で調べるほか先輩方からよく使うショートカットもたくさん教えていただきました。
現在弊社でよく使っているデザインツールのひとつ、figmaではオートレイアウト機能を使用することで後から来た調整や修正が簡単にできるようになりました。
- POINT:
オートレイアウト機能…各要素の整列や配置・余白の調整を自動で行ってくれる機能です。詳細はコチラ
色んなデザインを目に入れる
とにかく今は引き出しを増やす!ということに重きを置いて、pinterestやweb参考サイト以外にも電車の広告や商品のパッケージ、無料のパンフレットやテレビのテロップなど日常のいたるところに目を向けて日々インプットするようにしています。
一旦紙に描く
これは入社前から続けていることで、レイアウトのざっくりとしたラフを紙に起こすと頭が整理される気がしていつもノートいっぱいに描いています。
オススメは無地のノートです。
まとめ
たくさんのデザインを見ることと意味を考えることが大事
今までは良いなと思ったデザインをただ真似してみたりするだけでしたが、今はもう一段階ステップアップしてそのデザインの意味を考えるようにしています。もちろん引き出しを増やすことは大事なことですが、デザイン一つ一つに込められた意味を理解することで、より良いデザイン作りに繋がると信じています。この記事がこれからデザイナーを目指そうと思っている方、私と同じく現在進行形で駆け出しデザイナーとして日々奮闘している方へ何かひとつでも役に立てれば幸いです。
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