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提案に詰まった日は、クライアントの気持ちを想像する

提案に詰まった日は、クライアントの気持ちを想像する

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2025.07

ディレクター M.O

更新:2025.06.27

この記事は約5分で読めます

全く思いつかない事、よくありますよね。

ホームページ制作の打ち合わせが終わったあと。
「さあ、どんな提案をしようか…」と考えてみたものの、なぜか全然アイデアが浮かばない。そんな経験、ありませんか?

特に、依頼内容がふんわりしていたり、クライアントの要望がうまくつかめなかった場合など、どこから手をつけたらいいか分からず、手が止まってしまうことも。

そんなときに思い出してほしいのが、「クライアントの気持ちを想像する」ということです。
今回は、提案に詰まったときの心の持ち方と、すぐにできる行動のヒントをご紹介します。

なぜ提案に詰まるの?

まず、なぜアイデアが浮かばなくなってしまうのかを、少しだけ整理してみましょう。

・要望がはっきり伝えられていなかった
・情報が足りなくてイメージしにくい
・自分の中にある「正解」にとらわれすぎている
・クライアントの気持ちより「自分の都合」を優先してしまっている

 

どれも、よくあることです。とくに「どう提案すれば評価されるか」といった、自分の立場や不安が先に立ってしまうと、本来一番大切な“相手の目的”が見えにくくなってしまいます。

クライアントの気持ちを想像する3つのステップ

ここからは、提案の方向を見つけるための「3つの視点」をご紹介します。
むずかしく考えず、気持ちを整理するための小さなヒントとして試してみてください。

1. なぜ依頼してくれたのか、目的を考える

まずは、依頼の背景に目を向けてみましょう。

 

・なぜ今、ホームページを作りたいと思ったのか?
・何に困っていて、どんな期待があるのか?
・そもそも、このタイミングで相談をくれた理由は?

 

たとえば、飲食店さんなら「予約をもっと増やしたい」、採用目的なら「人材の応募を増やしたい」など、目的があるはずです。
「売上アップ」「信頼感アップ」「人の目に止まりやすくしたい」——言葉にされなかった本音を想像してみると、見えてくるものが増えます。

2.打ち合わせ中の言葉や雰囲気を思い出す

メモを見返したり、録音していた場合は音声を聞いてみるのもおすすめです。

 

・どの話題でクライアントが嬉しそうだったか?
・不安そうな表情や、ためらいがちな言葉はなかったか?
・「それってどういうことですか?」とよく聞かれたポイントは?

 

言葉の端々やトーン、表情の変化には、たくさんのヒントがあります。
「この人、本当はここを一番気にしているのかもしれないな」と感じる部分に注目してみましょう。

3.相手の「日常」から考えてみる

クライアントは日々、どんな仕事をしていて、どんなお客さんと関わっているでしょうか?
制作を依頼する時間がとれない中で、何を優先してホームページ制作を考えているのでしょうか?

 

たとえば…

・朝から晩まで接客していてパソコンに向かう時間がない
・お客さまから「このお店、ネットで見つからなかった」と言われた
・採用ページが古くて、「今の雰囲気と違う」と言われた

 

こんな“小さな困りごと”が、依頼の裏側にあることもあります。
だからこそ、「このページを見た人が、安心して予約できるように」「スマホでもすぐ見つかるように」など、相手の日常に寄り添った提案が大切になります。

試してみたい具体的な行動

そして、ここからは実際に「提案に詰まったときにできること」をいくつかご紹介します。

 

●クライアントの“悩み”を紙に書き出してみる
「●●が伝わっていない気がする」「▲▲が不安そうだった」など、自分の記憶から“相手の気持ち”をアウトプットしてみましょう。
箇条書きでもOKです。書いているうちに、「じゃあこうすれば?」というアイデアが浮かびやすくなります。

 

●打ち合わせメモに、赤ペンで気になるポイントをチェックする
特に反応が強かったワード、曖昧に終わっていた内容、不安そうだった場面などをチェック。
その上で「この部分、深掘りして聞いてみよう」「ここを補足する提案が必要だな」と考えると、自然に提案の軸ができます。

 

●相手のSNSや口コミを軽くのぞいてみる
Instagram、Googleマップ、レビューサイトなどを見ると、クライアントの魅力やユーザーのリアルな声が見えてきます。
「こういう見られ方をしてるなら、こう伝えた方がいいかも」とヒントが得られることもあります。

 

●「自分が依頼者だったら」と想像してみる
たとえば、自分がクライアントの立場だったら、どんな提案をもらえたらうれしいか?
専門用語よりも、身近な言葉で丁寧に説明してくれる方が安心できますよね。
“自分だったらどう感じるか?”を基準に考えるのも、気づきにつながります。

まとめ

うまくいかない日こそ、いい提案の種になる

提案がスムーズに出てこない日は、アントにしっかり向き合おうとしている証拠です。

クライアントは、「こうしたいけど、うまく言葉にできない」という気持ちを抱えていることも多くあります。
だからこそ、言葉の裏側や表情の変化、日常の中の困りごとに目を向けてみると、本当に求めていることが見えてきます。

提案に詰まったときは、焦らなくて大丈夫。
相手の立場に立って、ひと呼吸おいて考える。それだけでも、十分に一歩前進です。

あなたの丁寧な提案が、きっとクライアントの力になります。

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