TEL.011-204-8355

BLOG

ブログ

WEB制作って、実は分業したほうがうまくいく説

WEB制作って、実は分業したほうがうまくいく説

01

2025.08

ディレクター W.M

更新:2025.07.28

この記事は約5分で読めます

「兼務が当たり前」のWEB制作、ほんとは非効率かも?

WEB制作の求人を見ると、「デザインもコーディングもできる人」、「ディレクションもできるエンジニア」など、複数の役割を兼ねた募集がとても多い印象です。

もちろん、オールラウンドな人材は貴重です。
でも、すべてを一人で抱えるのは本当に効率的なのか?

実は「分業」したほうが、回り道のようでいて、結果的にうまくいくことが多いんです。

この記事では、WEB制作における役割分担と、そのメリットをお伝えします。

とくに、経営者や人事の方にこそ、チームの体制を見直すヒントになればと思っています。

WEB制作に必要な主な役割とは?

WEBディレクター

プロジェクト全体の進行管理を担当します。要件整理、クライアントとのやりとり、スケジュール調整、品質管理などが主な仕事です。
全体の舵取り役ともいえます。

WEBデザイナー

WEBサイトの見た目やユーザー体験をデザインします。
ビジュアル面だけでなく、UI/UXに配慮した設計が求められます。

バナー画像編集などもWEBデザイナーが対応します。

コーダー/フロントエンドエンジニア

デザイナーが作成したデザインをもとに、HTML/CSSやJavaScriptでレイアウトや機能を実装します。
動きやレスポンシブ対応(端末に合わせたレイアウト調整)なども担当します。

バックエンドエンジニア

サーバーやデータベースなど、サイトの裏側の仕組みを開発します。機能実装や保守もこの領域です。

なぜ分業するとWEB制作がうまくいくのか

①専門性を活かせる

「WEBデザインもコーディングも、ちょっとずつできる人」より、

「WEBデザインに強い人」「フロント実装に特化した人」など、役割ごとに深い専門性を持った人が集まった方が、断然クオリティは上がります。

たとえばデザインなら、UI/UX、トレンド、配色、フォント、ユーザー導線など考えるべきことが山ほどあります。

一方コーディングは、ブラウザ対応、SEO、アクセシビリティ、保守性、スピード最適化と、また別のスキルが必要です。

全部を“そこそこ”で終わらせるよりも、分業して“それぞれのプロ”が関わることで、より洗練されたWEBサイトに仕上がります。

②視点が増える

異なる視点でサイトをチェックできるため、ミスや課題の発見につながることが多いです。
「多角的な目」が品質を高めてくれます。

③作業を止めずに進められる

待ち時間が発生しやすいのが兼務体制の落とし穴。

ひとりで複数の工程を抱えていると、優先順位やタスクの切り替えでどうしてもスピードが落ちてしまいます。

その点、分業体制なら「デザインが終わったら、すぐにコーディングに」「仕様が固まったら、すぐに実装へ」と、工程ごとにバトンを渡していけるため、作業が滞りにくくなります。

結果として、納期も守りやすく、途中のストレスも減る

スムーズに走り続けられるのが、分業の大きなメリットです。

④やり取りが一本化できる

全員がすべての打ち合わせに参加していたら、肝心の「作業に集中する時間」がどんどん削られてしまいます。

分業体制でディレクターが橋渡し役を担えば、やり取りは一本化され、他メンバーは制作に専念しやすくなります。

これは、納期の安定にもつながる大きなポイントです。

とはいえ分業にもデメリットはある!

情報共有が甘いと迷走する

役割が分かれているぶん、連携がうまくいかないと意図が伝わらないこともあります。
進捗共有やフィードバックの仕組みが大事です。

コストがかかる場合も

分業にすると、それぞれの役割に作業時間が発生します。
ただ、短期的にはコストアップに見えるかもしれませんが、トラブル対応や修正の手間を考えると結果的に安くつくことも。

人を雇うなら、分業を見直すタイミングかも?

「なんでもできる人材」より、「役割ごとに強い人」を

求人でありがちなのが「WEBデザイナー兼コーダー」「営業もできるディレクター」など、一人に何役も求めるスタイルです。
でも、これでは燃え尽きるのも時間の問題
それぞれが強みを発揮できる役割にフォーカスした方が、成果にもつながります。

社内チームも、スモールスタートの分業で

もし社内でWEBを内製化したいなら、いきなりフルチームを作るのではなく、外部パートナーとの分業体制から始めるのも一手です。

特にディレクションを外注し、実務メンバーは社内で確保する形も多く見られます。

社内外のリソースを組み合わせる柔軟さがカギになります。

まとめ

分業の力で、よりよいWEBサイトを!

WEB制作は、一見ひとりで完結できそうに思えて、実は役割分担をしたほうが成果が出やすい世界です。
「分業」と聞くと、コストや人手の面でハードルが高く感じるかもしれませんが、うまく機能すれば、時間・品質・信頼感の面で得られるものが大きいのです。
経営者や採用担当者の方にとっても、「誰に何を任せるか」を見直す機会になるかもしれません。
遠回りのようでいて、実は一番の近道。それが、分業の強みです。

お気軽にご相談ください。

TEL.011-204-8355

お問い合わせフォーム

ホームページ制作の
ご相談・お問い合わせ

TEL.011-204-8355

平日 9:30-18:30

24時間受付

メールでのご相談

お問い合わせフォーム

無料相談・お問い合わせ