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PHPってなに? 脆弱性のニュースで、私たちに何が起きるのか

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2026.10

デザイナー S.A

更新:2026.10.23

この記事は約6分で読めます

「PHPに重大な脆弱性」って、何の話?

ここ数日、「PHPに重大な脆弱性」というニュースが続いています。
有名なサービスが一時停止したり、総理大臣がSNSで対応を呼びかけたりと、大きな話題になりました。

でも、「PHPって何?」「私のスマホは大丈夫?」と思った方も多いはずです。
この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、何が起きていて、誰に影響があるのかを説明します。

PHPってなに?

ホームページを、裏側で動かしているプログラム

PHP(ピーエイチピー)は、ホームページを裏側で動かしているプログラムの一種です。
お問い合わせフォームや、ブログの記事一覧のように、見る人や時間によって中身が変わるページは、だいたいPHPが作っています。

動いている場所は、みなさんのスマホやパソコンではありません。サイトを置いている「サーバー」というコンピューターの中です。

スマホでサイトを開くと、サーバーの中のPHPがページを作って届ける流れ

世界のサイトの約7割で使われている

PHPは、世界中のホームページで最も広く使われている仕組みです。
調査会社W3Techsによると、仕組みが分かるサイトのうち約7割(70.3%)がPHPで動いています(2026年8月)。
会社のホームページでよく使われるWordPress(ワードプレス)も、PHPの上で動いています。

POINT:

PHPは、ホームページを裏側で動かすプログラム
動いているのは、サイトを置いているサーバーの中
世界のサイトの約7割、WordPressもPHPの上で動いている

今回、何が見つかったの?

「php2shell」と呼ばれる欠陥

2026年10月21日、PHPの開発元が「緊急」の欠陥2件を直した新しいバージョンを公開しました。通称「php2shell」です。
この欠陥を突かれると、外の人が、パスワードなしで、サーバーに勝手な命令を実行できてしまうおそれがあります。
たとえるなら、世界中の多くの建物が同じメーカーの鍵を使っていて、その鍵に欠陥が見つかったような状況です。
開け方が知られてしまうと、外の人が中に入って勝手に操作できます。だから、世界中で一斉に対応が必要になりました。

古いPHPには、直したものが出ていない

直したバージョンが出たのは、8.2・8.3・8.4・8.5の4つです。
それより古い8.1以前は、すでに公式のサポートが終わっていて、通常の修正版はありません。
鍵でいえば、メーカーがもう直したものを作っていない古い型です。新しい型への入れ替え(移行)が必要になります。

POINT:

10月21日に修正版が公開された(8.2・8.3・8.4・8.5)
外からパスワードなしで勝手な命令を実行されるおそれ
8.1以前は通常の修正版がなく、移行が必要

ふつうに生活していて、影響はある?

インターネットは、ふつうに見られます

安心してください。スマホやパソコンでホームページを見るだけなら、みなさんが何かをする必要はありません。
PHPが動いているのは、サイトを置いているサーバーの側です。みなさんのスマホにPHPが入っているわけではありません。

ただし、見ているサイトが乗っ取られていると、怪しいページに飛ばされることがあります。見覚えのない警告や、急なログイン画面が出たら、入力せずに閉じてください。

スマホでサイトを見る人は安心、サイトを持っているお店の裏口が狙われている

影響があるのは「サイトを運営している人」

対応が必要なのは、会社やお店のホームページ、ネットショップ、予約サイトなどを運営している側です。
自分でサーバーを契約していなくても、制作会社やレンタルサーバーの上でPHPが動いているなら、関係があります。

POINT:

見るだけの人は、何もしなくて大丈夫
怪しい警告やログイン画面が出たら、入力せずに閉じる
対応が必要なのは、サイトを運営している人

脆弱性を突かれると、何が起きる?

サイトを持っている人に起きること

サーバーの中に入られると、こんなことが起きる可能性があります。

・ホームページの中身を書き換えられる
・見に来た人を、偽のサイトやウイルスのページへ飛ばされる
・お問い合わせの内容や会員情報などを抜き取られる
・迷惑メールの送り元や、ほかのサイトを攻撃する踏み台にされる

どれも、お客様や取引先からの信用に直接関わります。そして、気づくのはたいてい誰かに指摘されてからです。

POINT:

書き換え、偽サイトへの誘導、情報の抜き取り、踏み台
どれも信用に直接関わる
自分では気づきにくい

サイトを持っている人ができる対策

① PHPを新しいバージョンにする

いちばん大事なのは、PHPを直したバージョンに更新することです。欠陥のある鍵を、直した鍵に付け替える作業です。
多くのレンタルサーバーはすでに修正を当てていますが、契約の内容によっては自分で切り替える必要があります。古い8.1以前を使っている場合は、新しいバージョンへの移行と、それに合わせたWordPressやプラグインの更新もセットで考えます。

サイトを新しいバージョンに更新し、バックアップを金庫に保管する

② 万が一のための、バックアップ

どれだけ気をつけても、絶対はありません。だから、元に戻せる状態を持っておくことが大切です。
「取っているはず」ではなく、「いつの時点のものが、どこにあって、誰が戻せるか」まで確かめておくと安心です。

POINT:

① PHPを直したバージョンに更新する(8.1以前は移行)
② いつの、どこの、誰が戻せるバックアップかを確かめる
自分のサイトのPHPのバージョンを、まず知る

まとめ

「うちのサイトは大丈夫?」と思ったら、ご相談ください

PHPは、世界のホームページの約7割を裏側で動かしているプログラムです。見るだけの人は心配いりませんが、サイトを運営している人は、更新とバックアップの確認が必要です。
「自分のサイトのPHPのバージョンが分からない」「誰に聞けばいいか分からない」という方も、ご相談だけで大丈夫です。
アートバイブスでは、PHPやWordPressのバージョン、プラグイン、バックアップの状態を確かめるサイトの調査も承っています。他社で作ったサイトでも、お気軽にどうぞ。

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ブログを書いた人

デザイナー S.A

見た目の美しさだけでなく、伝わるデザインを追求しています。クライアントの想いを形にする瞬間が、この仕事の一番の醍醐味です。

サイトの調査・ご相談だけでも、お気軽にどうぞ。

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