PHPってなに? 脆弱性のニュースで、私たちに何が起きるのか
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2026.10
更新:
「PHPに重大な脆弱性」って、何の話?
ここ数日、「PHPに重大な脆弱性」というニュースが続いています。
有名なサービスが一時停止したり、総理大臣がSNSで対応を呼びかけたりと、大きな話題になりました。
でも、「PHPって何?」「私のスマホは大丈夫?」と思った方も多いはずです。
この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、何が起きていて、誰に影響があるのかを説明します。
PHPってなに?
ホームページを、裏側で動かしているプログラム
PHP(ピーエイチピー)は、ホームページを裏側で動かしているプログラムの一種です。
お問い合わせフォームや、ブログの記事一覧のように、見る人や時間によって中身が変わるページは、だいたいPHPが作っています。
動いている場所は、みなさんのスマホやパソコンではありません。サイトを置いている「サーバー」というコンピューターの中です。

世界のサイトの約7割で使われている
PHPは、世界中のホームページで最も広く使われている仕組みです。
調査会社W3Techsによると、仕組みが分かるサイトのうち約7割(70.3%)がPHPで動いています(2026年8月)。
会社のホームページでよく使われるWordPress(ワードプレス)も、PHPの上で動いています。
- POINT:
PHPは、ホームページを裏側で動かすプログラム
動いているのは、サイトを置いているサーバーの中
世界のサイトの約7割、WordPressもPHPの上で動いている
今回、何が見つかったの?
「php2shell」と呼ばれる欠陥
2026年10月21日、PHPの開発元が「緊急」の欠陥2件を直した新しいバージョンを公開しました。通称「php2shell」です。
この欠陥を突かれると、外の人が、パスワードなしで、サーバーに勝手な命令を実行できてしまうおそれがあります。
たとえるなら、世界中の多くの建物が同じメーカーの鍵を使っていて、その鍵に欠陥が見つかったような状況です。
開け方が知られてしまうと、外の人が中に入って勝手に操作できます。だから、世界中で一斉に対応が必要になりました。
古いPHPには、直したものが出ていない
直したバージョンが出たのは、8.2・8.3・8.4・8.5の4つです。
それより古い8.1以前は、すでに公式のサポートが終わっていて、通常の修正版はありません。
鍵でいえば、メーカーがもう直したものを作っていない古い型です。新しい型への入れ替え(移行)が必要になります。
- POINT:
10月21日に修正版が公開された(8.2・8.3・8.4・8.5)
外からパスワードなしで勝手な命令を実行されるおそれ
8.1以前は通常の修正版がなく、移行が必要
ふつうに生活していて、影響はある?
インターネットは、ふつうに見られます
安心してください。スマホやパソコンでホームページを見るだけなら、みなさんが何かをする必要はありません。
PHPが動いているのは、サイトを置いているサーバーの側です。みなさんのスマホにPHPが入っているわけではありません。
ただし、見ているサイトが乗っ取られていると、怪しいページに飛ばされることがあります。見覚えのない警告や、急なログイン画面が出たら、入力せずに閉じてください。

影響があるのは「サイトを運営している人」
対応が必要なのは、会社やお店のホームページ、ネットショップ、予約サイトなどを運営している側です。
自分でサーバーを契約していなくても、制作会社やレンタルサーバーの上でPHPが動いているなら、関係があります。
- POINT:
見るだけの人は、何もしなくて大丈夫
怪しい警告やログイン画面が出たら、入力せずに閉じる
対応が必要なのは、サイトを運営している人
脆弱性を突かれると、何が起きる?
サイトを持っている人に起きること
サーバーの中に入られると、こんなことが起きる可能性があります。
・ホームページの中身を書き換えられる
・見に来た人を、偽のサイトやウイルスのページへ飛ばされる
・お問い合わせの内容や会員情報などを抜き取られる
・迷惑メールの送り元や、ほかのサイトを攻撃する踏み台にされる
どれも、お客様や取引先からの信用に直接関わります。そして、気づくのはたいてい誰かに指摘されてからです。
- POINT:
書き換え、偽サイトへの誘導、情報の抜き取り、踏み台
どれも信用に直接関わる
自分では気づきにくい
サイトを持っている人ができる対策
① PHPを新しいバージョンにする
いちばん大事なのは、PHPを直したバージョンに更新することです。欠陥のある鍵を、直した鍵に付け替える作業です。
多くのレンタルサーバーはすでに修正を当てていますが、契約の内容によっては自分で切り替える必要があります。古い8.1以前を使っている場合は、新しいバージョンへの移行と、それに合わせたWordPressやプラグインの更新もセットで考えます。

② 万が一のための、バックアップ
どれだけ気をつけても、絶対はありません。だから、元に戻せる状態を持っておくことが大切です。
「取っているはず」ではなく、「いつの時点のものが、どこにあって、誰が戻せるか」まで確かめておくと安心です。
- POINT:
① PHPを直したバージョンに更新する(8.1以前は移行)
② いつの、どこの、誰が戻せるバックアップかを確かめる
自分のサイトのPHPのバージョンを、まず知る
まとめ
「うちのサイトは大丈夫?」と思ったら、ご相談ください
PHPは、世界のホームページの約7割を裏側で動かしているプログラムです。見るだけの人は心配いりませんが、サイトを運営している人は、更新とバックアップの確認が必要です。
「自分のサイトのPHPのバージョンが分からない」「誰に聞けばいいか分からない」という方も、ご相談だけで大丈夫です。
アートバイブスでは、PHPやWordPressのバージョン、プラグイン、バックアップの状態を確かめるサイトの調査も承っています。他社で作ったサイトでも、お気軽にどうぞ。
サイトの調査・ご相談だけでも、お気軽にどうぞ。




